「未来を拓く君たちへ」著者 田坂 広志さん

  • 2007.08.04 Saturday
  • 16:04
最近は子供が本を読まなくなりましたね
これは大人が本を読まなくなったからです、大人の責任です。
私の周りにも大人がたくさんいますが、その中で本を読んでいる人はごくわずかです。
ですから少しでも読んでいると大変感心されます。

さて、前回書きましたように子供たちにとって夏休みは本を読める絶好のチャンスです。
子供のために本を探している人は、この本はお勧めです(中学生以上がいいと思います)
その本は「未来を拓く君たちへ」著者 田坂 広志さんです。
この本の全体を流れるテーマは「どう生きる」かです。

人が人として生きる意味を語っています。
そして人間の宿命でもある「生」と「死」を語っています。

何のために「生きる」のか、そして必ず誰にでも訪れる「死」
それを見据えたとき今の生き方が見えてくるのです。

田坂さんは生きるためには「志(こころざし)」を抱いて生きるべきだとまず語っています。

ではなぜ「志」を持って生きるのか
本の中から紹介します。

「これから未来を切り拓いていく君に、
 大切なことを話そうと思う。
 君が、未来を切り拓いていくために、
 大切なことを話そうと思う。
 
 君は、これから「二つの未来」を切り拓いていく。
 一つは「自分自身の未来」
 君はこれからの人生の歩みを通して、
 自分自身の未来を切り拓いていく。

 これから何十年かの人生を歩む君は、
 あたかも、人生という名の山に登ろうとしている登山家だ。
 その登山の途中には、最高の何かが待っている。
 しかしそれは、まだ誰も登ったことのない山。
 どこにも道はなく、頼るべき地図もない。
 だから、その山において、
 歩むべき方向を定め、道を切り開くのは、君自身。
 地図がなければ、自分の力で地図を描き、
 道がなければ、自分の力で道を切り拓く。
 君は、そうやって、人生という名の山を
 登っていかなければならない。

 (中略)
 では、もう一つの未来とは、何か。
 「人類の未来」だ。

 君は自身の未来を切り拓くことによって、
 人類の未来を切り拓いていく。

 そのことを知ってほしい。
 君が、自身の未来を切り拓くということは、
 実は、人類の未来を切り拓いていくということ、
 君が、君の素晴らしい可能性を実現するということは、
 そのことを通じて、人類全体が、
 一つの可能性を実現していくということ。
 (中略)

 君は、
 自身の未来を切り拓くことによって、
 人類の未来を切り拓いていく。

 そのことを知っておいてほしい。

 では、どうすれば、君は、
 自身の未来を切り拓いていくことができるのか。

 どうすれば、君は、
 目の前にそびえ立つ、人生という名の山を、
 登っていくことが出来るのか。

 そのために決して忘れてはならないことを、
 伝えておこう。

 「志」を抱いて生きる。

 そのことを、決して忘れないでほしい。

 それが、君の未来を切り拓いていくために、
 この人生という名の山を登っていくために、
 最も大切なことだ。

 では「志」とは、何か。

 一言で述べておこう。

 与えられた人生において、
 己のためだけでなく、
 多くの人々のために、
 そして、世の中のために、
 大切な何かを成し遂げようとの決意。


 それが「志」だ。」

 
以上「未来を拓く君たちへ」著者 田坂広志 より引用

そして、さらに「生」「死」を見つめて「たった一度の人生を悔いのないように生きる」ことが大切だと語っています。

そして悔いのない人生とは、もしもう一度同じ人生を送りたいかとの問いかけに「然り」と答えることができるかがその答えだと仰っています。

それからもう一つ大事なことも仰っています

それは「ノブリス・オブリージュ」、直訳は「高貴な人間が自覚すべき義務」です。

この言葉はイギリスの貴族階級で、古くから大切にされていた精神であり、その意味は「高貴な身分に生まれた人間は、いざというとき、一般の人々を守って戦う義務がある」ということです。

そしてこの古き「貴族階級」という言葉を現在に訳せば、「恵まれた人間」として解釈することが出来、それはまさに「我々日本人」ではないか、ということです。

「半世紀以上戦争のない国」
「世界第二位の経済力の国」
「最先端科学技術の国」
「世界一の健康長寿の国」
「世界有数の高等教育の国」


いま私たちが当たり前と思っていることは世界中を見回したとき
こんなに恵まれている国は他にはないんだということです、そして日本を改めて見たときこの国がどんなに恵まれているかが分かります。

その時私たちは「ノブリス・オブリージュ」(高貴な人間が自覚すべき義務)を思い出さなければいけないのです。

さらに坂田氏はこの「義務」は積極的な言葉に言い換えるとそれは「使命」であると言い切っています。

まさに私たちは子供たちにこの「使命」を教えるべきです。

そして一人々がこの「使命」(世の中のために、大切な何かを成し遂げようとの決意)を感じたとき世の中はもっとすばらしいものになっていくでしょう。

この本は大人が読んでもためになる本です。

子供にはずっとそばに置いてあげたい本です。

そして人生の色々な場面で開いて欲し1冊です。
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