癌の治療を考える

  • 2007.06.16 Saturday
  • 08:44
久しぶりに書き込みをしています

余談ですが
母が癌になり十分な時間が取れなかったのと
そんな気分にはなれなかったためです

癌のことについては、この病気にかかっている人がいかに多いかを知ることができましたし、年々この病気が増え続けているため、少しでも参考になればと思い、母の治療経過などを書いてみたいと思います。

<兆候>
昨年11月頃母が背中が痛いといいだしました。
おそらく肩こりの一種で少し動かせば痛みは取れるだろうと
そんなことを言っていました。
母は糖尿病を患い、毎月かかり付けの病院へ通院していましたので、
担当の先生に背中の痛みのことを話しましたら、
近くにある整形外科を紹介していただきました。

そこでの診断結果は骨粗鬆症でした。
母は71歳ですからそういう診断をされても、
おかしくはありません。
その日からリハビリや骨粗鬆症の薬を処方してもらい、
多少効果があったのか、痛みは少し治まったようでした。

しかし痛みの芯は残った状態でしたので、
再度かかり付けの先生に相談しましたら、胸のレントゲンを撮ることになりました。

結果は不明、つまり左肺の末梢に見えるか見えないぐらいの影が写っていましたが、何かわからないという状況でした。(昨年も精密検査を受け肺のレントゲンは撮っています、このときは陰性でした、肺ガンはかなり進行していなければ見つかりにくいようです)

年が明けて今年の2007年1月、総合病院で精密検査を受けましたがここでも影は見えるが何かわからない、でも癌かもしれないという診断結果でした。

<がんと確認>
さらに再度県内にも数台しかないというPETの診断を受けることになりました、結果は陽性、左肺と、脊髄2カ所に転移があると診断されました。

このころになると時々背中の痛みで寝込んでしまう状況でした。

<治療のための準備>
2007年2月初め頃、再度かかり付けの先生より、広島県内で有名な先生を紹介してもらいました、すぐに入院して治療をした方が良いと言われましたが、
現在の化学療法に疑問を持っていたせいもあり、少し考えさせてくれとすぐに治療を始めることをためらっていました。

このことは医者からすると治療を断ったことになり、2度とこの先生にはみてもらえなくなります(もう一度紹介してもらったら良いかもしれませんが、おそらく権威のある先生は診てくれないでしょう)

<放射線治療>
平成19年3月、民間治療の飲み薬は飲んでいましたが母の病状は日に日に悪くなり癌マーカーも5から15へ上がっていました。

布団から起きあがることがようやくの状況になり再度かかり付けの先生へ相談に行きました。

(このころNHKで癌治療の最前線の番組をしていました、それは放射線治療でした、ピンポイントでガン細胞に照射する方法で、かなり良い治療成績を残しているようでした。)

病院では麻薬系の薬を処方され立っているのもようやくの状況になり、終末医療の先生を紹介されました。この先生は元放射線科の先生で県内の有名な放射線専門医をご存じでした。

<痛みを取るための治療>
この先生より放射線専門医を紹介していただき「とにかく痛みを取りましょう」と言うことになり、ようやく本格的な放射線治療を行うことになりました。

この間母を送り迎えするために会社を休みかなりの時間を束縛されましたが、母はこのことが嬉しかったようで、何度も「ありがとう」と言っていました、わたしは当たり前のことをしているだけだと言いましたが、時々涙を浮かべておりました。

<吐き気との戦い>
平成19年4月、放射線治療のため入院。
麻薬系の痛み止めを飲み始めたことと、放射線治療を開始したことで吐き気がひどくなり、食事もままならない状況でした、毎日のように食べては吐きの繰り返しで点滴をうけ生命をつないでいる状況が続きました。

放射線治療は主に脊髄に当てられました、痛みを取るための治療ですから肺には当てていません、脊髄にはいろいろな角度からそこへ線量が多くなるように照射されます。治療そのものは手術ではないのでかなり楽なようです。

また、吐き気の原因は便秘にもあったようで癌の治療をする場合にはこの便秘もくせ者のようです。

<回復・退院>
平成19年5月、放射線治療も終わり抗ガン剤の治療を始めることになりました、あの有名なイレッサです。巷では色々と論争が起きていますが、母の病状がイレッサを使う条件にぴったりだったようです。
㈰東洋人
㈪女性
㈫肺ガン
㈬喫煙歴がない
この4つを満たしていたためイレッサによる治療をすることになりました
1週間ほど副作用の状況を見て問題なければ退院しても良いと先生の許可がおりました。

このころ車いすを使わなくて良いほどに痛みは取れ、杖があれば自分でトイレもいけるようになっていました。(これは放射線治療の効果が出てきたためです)
それまではトイレに行くのも大変な状態でしたので、見違えるほどの回復でした。

<抗ガン剤イレッサ>
イレッサは劇的に効く人とそうでない人があるようです副作用にも注意しなければいけない薬のようですが先日(平成19年6月)病院で肺のレントゲンを撮りましたら癌が2/3ほどになっていたようです。

<雑感>
 いろいろと現代の癌治療は言われておりますが少なくとも母の寿命が延びたことは間違いありません。今後も病状は予断を許さない状況ですが、少しでも母の余命がのびることを祈り、家族で支えていくしかありません。介護制度のことも勉強しましたし、今問題になっているコムスンなど介護に対する情報は意外と皆さん知らない方が多いようです、やはり周りに手をさしのべてくれる家族がいることが大きな支えになるようです。


 以前このブログでも書きましたが、現代は離婚・核家族など家族を分断する情報が少しずつ注入されています。間違いなく無意識の洗脳状態にあります。
 明らかな事実は、人間も含め生物は1個体より集合体の方が断然強いのです、経済はバラバラにした方が消費する量が多いので経済にはよいかもしれません。テレビでは離婚しなさい・核家族になりなさい・協調よりも個人の能力だと言っています、でも1人ではどうしようもないときが必ずやってきます、よく考えれば1人では何もできません。

原点に帰り協調・協力・助け合い・思いやりなどをもう少し考え直した方が良いと思います。

この場をかりてお世話になった方にお礼を言いたいと思います。先生方看護婦さん家族全員・治療に携わった方々本当にありがとうございました。

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